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百人一首91

こんばんは。三条まなびぷれ~すです。

百人一首の解説は3つの本を参考にしています。
ドラえもんの国語おもしろ攻略百人一首で楽しもう』と『まんが百人一首大辞典』と『マンガでわかる10才までに覚えたい百人一首』です。

きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに
衣片しき ひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣の歌です。

こおろぎが鳴いている霜の降りた寒い夜。私はむしろの上に着物の片方の袖をしいて、ひとりさびしく寝るのでしょうか、という意味です。

秋の歌ですね。

恋の歌かと思いましが、秋の歌に分類されています。
秋を感じさせるのは「きりぎりす(こおろぎ)の鳴き声」です。ほかにも「霜夜」「さむしろ」「衣片しき」という言葉で、寒くて寂しい秋の夜を表現しています。

「さむしろ」の「さ」は言葉の頭につけて使う言葉で、「むしろ」に「さ」をつけて、「寒し」との掛詞になっています。

「ひとりかも寝む」という言葉は、これまで取り扱ったような気がして、調べてみると3番の歌にありました。
「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」でしたね。
今日の歌は、この歌と「さむしろに 衣片しき 今宵もや 我を待つらむ 宇治の橋姫」という歌を本歌取りしています。

「衣片しき」というのは、着物の片方の袖をしいて、と言う意味ですが、平安時代、男女がともに寝るとき、お互いの袖を枕代わりにしたことから、一人で寝ている様子を表現しています。
作者の妻は、この歌が詠まれる直前に亡くなったようです。一人の夜がとても寂しかったのでしょうね。

私はこれは秋よりも恋の歌に分類したいです。
こういう寂しさを表現した歌は胸にじーんと来ます。
失くした妻を思う気持ちがとても伝わるいい歌ですね。

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