こんばんは。三条まなびぷれ~すです。
百人一首の解説は3つの本を参考にしています。
『ドラえもんの国語おもしろ攻略百人一首で楽しもう』と『まんが百人一首大辞典』と『マンガでわかる10才までに覚えたい百人一首』です。
み吉野の 山の秋風 小夜更けて
ふるさと寒く 衣うつなり
参議雅経の歌です。
吉野の山に秋風が吹きわたり、夜がふけました。
昔栄えたこの里は寒くなり、着物を打つ音が聞こえてきます、という意味です。
秋の歌ですね。
これも本歌取りの歌です。
元の歌は、坂上是則の「み吉野の 山の白雪 つもるらし ふるさと寒く なりまさるなり」です。
白雪というので、冬の歌ですね。
「み吉野」の「み」は言葉の頭につけて使う接頭語で、美しい印象を加える言葉です。
「吉野の山」は歌枕(名所)ですね。
奈良県の南部(吉野郡)のことをいいます。
奈良時代には天皇の離宮がありました。
平安時代後期になると人も少なく寂しい場所になってしまったようです。
「小夜更けて」は夜がふけて、の意味ではありますが、秋風が「吹く」にも掛かっています。
ここでいう「ふるさと」は吉野の里を指しているという説と古都・奈良を指しているという説があるようです。
「衣うつなり」ですが、「衣を打つ」という言葉があまりピンときませんよね。
昔は布をやわらかくしたり、つやを出したりするために、砧(木の棒)で着物を打っていたようです。
秋風にのって衣を打つトーントーンという音が聞こえてくることで、あたりの静けさが強調され、冬支度を連想させています。
この歌のポイントはやはり「衣うつなり」なんでしょうね。
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