こんばんは。三条まなびぷれ~すです。
百人一首の解説は3つの本を参考にしています。
『ドラえもんの国語おもしろ攻略百人一首で楽しもう』と『まんが百人一首大辞典』と『マンガでわかる10才までに覚えたい百人一首』です。
ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川
からくれなゐに 水くくるとは
神代の昔にも、こんな神秘的なことがあったとは聞いたことがありません。龍田川の水面に紅葉が舞い散って、水を真っ赤に絞り染めにするとは、という意味です。
秋の歌ですね。
昨日は中納言行平(在原行平)の歌を紹介しましたが、今日の作者である業平は行平の異母弟です。平城天皇の孫でもあります。また「伊勢物語(平安時代につくられた歌物語)」の主人公とされています。
この歌は、清和天皇の后である藤原高子が開いた歌会で、業平が屏風に描かれた紅葉の絵を題材にして詠んだ「屏風歌」です。
「ちはやぶる」は「神」にかかる枕詞です。
「神代も聞かず」というのは、あまりにも神秘的な景色であることを表現しています。
下の句は、紅葉の名所である龍田川をくくりぞめのように紅葉で真っ赤に染めているということを表現しています。
川をからくれないの衣に見立てて表現する擬人法をつかっています。
この17番目の「ちはやぶる~」は、競技かるたを描いた「ちはやふる」で有名になりました。
私は最初の5文字のみで、そのあとの句まで覚えていませんでしたが。
よってどんな内容の歌なのかもわかっておりませんでした。
龍田川の真っ赤な紅葉の情景と業平と高子の叶わぬ密かな恋を歌った情熱的な歌だったとは知りませんでした。
ところで、私は「龍(竜)田川」と聞くと別の短歌の方を思い出します。
「あらし吹く み室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり」
これは、百人一首69番目の歌です。12月の解説になりそうです。
でも、なんとなく嵐が吹いて龍田川に流れ落ちた紅葉で真っ赤(錦)にそまっている様子が伝わってきませんか。
龍田川をとりあげた短歌は多いです。
「竜田川 もみぢ乱れて 流るめり 渡らば錦 中や絶えなむ」
「たつた川 錦を水の うへにしく 神も昔の 袖の色かな」
竜田川は奈良県にありますが、一度秋に紅葉を見に行ってみたいものです。
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